漢方コラム
「寒」の季節
今年の1月5日は「寒の入り」といわれる「小寒」、1月20日は「大寒」の2つの節気があり、1年で最も寒い季節になります。
この時期の主な気である「寒」は、身体の陽の気を傷つけ体内の循環を滞らせると考えられています。
春夏秋と1年近く身体を消耗しているので、内臓の陰陽の気血も衰えています。冬に気血を補うことができれば厳しい寒さなどから身体を守り、次の年の健康にもつながっていきます。冬は寒さから身を守るために生命力を身体の奥に蓄える季節になりますので、ためるべき気を発散し過ぎていると心身ともに消耗してしまいますので注意していきましょう。
特に冬至の日の19日後から27日の間(今年は1月9日~1月17日)に養生することが大切だといわれています。
冬の土用
そして1月17日からは冬の土用が始まります。
昔から「土用を制するものは運を制する」といわれます。季節の変わりめでもある土用は気が不安定になったり、なにかとバランスを崩しやすい期間です。
ちょっとおかしいなと思ったら無理せず身体を休めることを優先していきましょう。
補腎
冬の養生のひとつに腎の働きを補うことがあげられます。腎は排尿関係だけでなく、冷え、老化、免疫、不安、身体を維持し動かすエネルギーと代謝のすべてに関わっています。だれでも加齢に伴い腎の働きは衰えるものですが、補腎を心がけることでホルモンバランスや老化の急な衰えを防ぐことができます。
人間の生命力を蓄えている腎ですが、生命力には生まれるまでに育まれる先天のものと、生まれてから日々の生活の中で培われる後天のものと2種類あります。
後天の生命力を養うには、毎日の食事づくりや生活習慣が基本になりますが、気をつけて生活を送っていても食材そのものに力がなかったり、吸収する力が弱いと身につくことはできなくなります。
填精補髄
填精補髄(てんせいほずい)(身体の基礎物質である精の補充と髄液を補充すること)の働きのある「瓊玉膏」は、良質の気・血・水を補うため、加齢に伴う基礎体力や気力の低下を抑え、身体の根本を養い若さを保つ手伝いをしてくれます。
また胃腸の機能を促進して、皮膚や髪に栄養を送ったり、皮膚や髪を滋潤する成分をたくさん含んでいます。
瓊玉膏は三日三晩、二重蒸気釜で加熱した後、徐々に冷却させる独特の製法で作られていて、人間が本来もっている自然治癒力を育て上げる処方となっています。
効果を実感するまでにはある程度の時間が必要ですが、少しずつ毎日続けていただくことで、後天の生命力を養い、悪条件をはねかえす身体をつくりやすくしてくれます。
店頭で試飲もできますので、気になる方は是非お声かけください。