日常コラム
北アルプスを一望する白馬五竜高山植物園
昨日、白馬五竜高山植物園を訪ねました。
白馬五竜高山植物園は、標高3,000m級の北アルプスを望むロケーションにある、夏のスキー場ゲレンデを利用した高山植物園。
山麓ベースエリアからゴンドラに乗り、ゴンドラ山頂エリアへ到着すると、鮮やかなニッコウキスゲが見頃を迎えていました。
オカリナの生演奏もとてもよい雰囲気。
白馬岳の高山植物群落を生育地に近い環境で観察できる生態圏と
外国の高山植物を集めたロックガーデンがあります。
今回は、7/13~15に限定で開催された「学芸員とまわる植物園散策ツアー」に参加しました。
今回は、園内植物の一部をご紹介いたします。
園内植物
ヤナギラン
ヤナギランは、ランといってもランではなく、ヤナギといってもヤナギではなく
花はランに、葉っぱがヤナギに似ているから、その名前とのことです。
アカバナ科。
ササユリ
ササユリは日本だけに生息するユリの原種(学名Lilium japonicum)。
ユリ科の植物にも色々な種がありますが
多くの方が「日本らしい」と表現されるのも頷けます。
タカネナデシコ
ナデシコは、似た仲間が多く海岸や河原など広く分布しているけれど、この種が最も高い山でみられるそうです。切り込みが細かく可憐。
エーデルワイス
なんと「エーデルワイス」も植栽されていました♪
エーデルワイスとは「高貴な白」という意味なのだそう。
エーデルワイスは、「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中歌として有名です。
ジュリーアンドリュースさんの歌声が聞こえてくるようです。
ところで、このエーデルワイスのお花、構造が不思議です…。
エーデルワイスは、日本の高山植物のウスユキソウの仲間。
ウスユキソウとは、葉がうすく積もった雪のように見えるので名付けられたとのこと。
このエーデルワイスの白い花びらに見えるのは、萼でも花弁でもなく葉(苞葉)のよう。
確かに白い苞葉の下に見える緑色とは色が違い、白い綿毛に包まれています。
キク科なので、中心の黄色いところが花(頭花)と思われますが、構造をもう少し知りたくなりました。
どなたか詳しい方がいらしたら教えてください(^^♪
さて、今回はここまで。
次回は、今回この白馬五竜へ伺う理由となった「ヒマラヤの青いケシ」をご紹介する予定です。
ご覧いただいてありがとうございました✨
↓アルプスの山並みとニッコウキスゲ