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漢方コラム

秋のご相談 呼吸器系とメンタル

漢方コラム

とても過ごしやすい今日この頃です。

今年の暑すぎた夏の記憶も少し遠のき、体もホッとしています。

 

さて、10月21日に秋の土用に入りました。

 

土用は夏が有名ですが、夏だけでなく春夏秋冬にあります。

それぞれの季節が立つ前の約18日間。

11月8日に立冬を迎えますので今年は10/21~11/7が秋の土用です。 

 

この土用の期間は、土いじりや旅行などは避けた方がよいといわれています。

 

そんな季節の変わり目。

秋に起きやすい症状のご相談が増えています。

 

秋と肺系(鼻、皮膚、大腸)

このひと月ほどは、肺のトラブルの患者様が多くみえます。

鼻水がよく出る

副鼻腔炎

後鼻漏

咳・夜間の咳

 

もともと皮膚の開け閉めが上手でない体質の方が

急に涼しくなった気候に体表が閉じて

夏の暑さでこもった熱の発散がうまくいかなかったための症状という印象です。

 

治療としては

石膏剤で表の裏を冷まして、熱の渋滞を整える

柴胡剤で半表半裏の熱をとる

肺の冷えを温めて発散させる

肺の冷えをとり呼吸の気の出入りを整える

など、お一人お一人のお体質や症状に応じて、様子を伺いながら改善を図っていただいています。

 

秋の涼しさとメンタル

 

秋らしく涼しい風が吹くようになると、寂しさを感じることもあります。

 

人の気持ちというのはとても不思議なもの。

とっても元気いっぱいかと思うと、落ち込んだり、ないものを嘆いたり…。 

特に秋は、悲しくなってしまう、という傾向があります。

 

自身にないものや、辛い状況にフォーカスしてしまうと寂しさや不安感が大きくなってしまいます。

 

 

だれにでもそんなところはあるものです。

けれど、乗り越えられない困難は与えられませんよね。 

 

話すことで気持ちの整理がつくこともあります。

 

気持ちの切り替えがうまくいかない時、

そんなときは漢方薬もお役に立てるかも知れません。

ご相談ください。

 

養生の大切さ

やっぱり入浴をシャワーで済ます方が多いです。

面倒がらず、湯船に浸かってくださいね。

身体が温まると筋肉もほぐれて、心もほぐれます。

湯船が難しかったら、足湯だけでも是非。

 

そして身体を動かしてください。

やっとよいお天気に恵まれていますから

良き空気を肺に入れて、深呼吸。

そして前を向いて歩いて行きましょう♪

 

 

 

 

 
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【この記事の著者】若草漢方薬局店主 吉田淳子  
 

 

 

 

 

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