日常コラム
胃の不調の方のお食事について
ようやく過ごしやすくなりました。
しかしながら暑い日と寒い日が極端で寒暖差がありますので
衣服で調節するなどしてお体調を整えたいですね。
さて、今回は胃の不調を感じている方のお食事について、再度お伝えしたいと思います。
毎日の食事
最近、胃の調子が悪いという方々に普段摂っているお食事について伺うと
お野菜を「サラダ」で召し上がる方がとても多いと感じます。
想像していただくと良いのですが
お口に入れた食べ物と、ご自身の便として出てくる形はまるで変っています。
生のお野菜
↓
温めて身体に備わっている消化酵素で腐熟させる
↓ ⇒栄養分を取り出す⇒身体に栄養分を届ける
残渣を便として出す
この入ったものと出ていくものの様子の違いを想像していただくと納得できると思いますが、お身体は、生の野菜を腐熟するのにエネルギーをかなり使っています。
おなかの中にガスコンロがあって、グツグツ煮てくれていると想像すると、ご自身が頑張っているということ(0℃のものを36℃にするだけでもエネルギー使います)。
特に胃の弱い方は、火がすでに通っているお野菜などを食べてあげた方が胃に優しいですよね。
調理方法
いわずもがなですが、火を通す調理の仕方は様々あります:
焼く
蒸す
炒める
煮る
揚げるなど。
野菜サラダを召し上がりたい方は、温野菜のサラダにしてはいかがでしょう。
電子レンジでできる蒸し料理というのも流行りましたね。
生サラダですと、カサがありますが、火を通すと案外野菜を摂っていなかったことに気づくかもしれません。
毎日調理するのが面倒な方は、「ほうとう」風にして、カボチャ、人参、ダイコン、シイタケ、お肉など、あるものを適当にドカッと入れてグツグツして数日分作って冷蔵庫に入れておいて、その日に食べる分を温めても楽です。
ほうとうじゃなくても、お味噌汁をそのように具だくさんにしてもよいのでは。カボチャはカットされたものを買うと楽です。
また、ベーコンや牛肉などのお肉とキャベツ、ニンジン、玉ねぎなどの野菜のスープにしてもかなり温野菜として摂れます。
発酵食品
バランスの取れた食事は大切。それでもお身体の状態によっては食事を十分に摂れないという方もいらっしゃると思います。
そのような時は、栄養補助食品を利用するのも一つ。
今回は「野草菜果」をご紹介します。
「野草野菜」は発酵食品で、約60種類の野草を発酵して低分子化しているため、お身体への負担が減り、効率よく栄養素を吸収できます。
「野草野菜」の製造元は自然豊かな新潟県妙高の創業70年の会社さん。創業・開発者の近藤さんという方は、発酵や微生物に魅せられて研究を重ねて生涯を捧げたそう。
原材料にもこだわり、仕入れ先に必ず出向いて品質を確認したり、使用する野草・果物は基本的には国内産にこだわったようです。どうしても海外の方が入手できるパパイヤなどは海外のものを使うこともあるとのこと。
現在も創業者の方の想いを受け継いで、攪拌は手作業で、微生物に気持ちよく働いてもらうための音楽の作曲家も決まっているのだそうですよ。
想いとこだわりが受け継がれているのですね。歴史と想いを知ると一層ありがたく、納得していただける気がします。
「野草野菜」には、ドリンク、ペースト、ゼリーがあり、形状が異なるタイプがあるのも優しいです。
さいごに
少しずつ、冬に向かう今日この頃。
季節の変わり目に体調崩す方もいらっしゃいます。
胃が不調の方だけでなく、生理痛、頭痛、ケガ、骨折など、様々な不調がある時は、まずは身体に優しい食品を摂るようにしてください。
生野菜だけでなく、生のお刺身、お寿司、冷たいビール、冷たいジュースなども避けてくださいね←くどい💦
ご相談の中で、食生活や養生の偏りについてアドバイスもさせていただいております。
本日も最後までお読みいただいてありがとうございました。