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漢方コラム

夏の養生とお薦め商品

漢方コラム

毎日暑いです💦

 

まだ梅雨ですが、真夏のような暑さ。そして湿気。

 

こう暑いと冷たいものをガツっと口に入れたくなります…… 

 

しかし、それは要注意です💦

 

冷房の効いた部屋にいるにもかかわらず、冷たい飲み物、食べ物ばかり摂っていると夏バテが近づいてきます。

 

胃という袋に冷たい水分をたくさんボチャっと入れると、冷えにより胃腸の働きを弱まらせてしまいます。

 

人によっては、消化不良をおこして下痢をしたり、食欲不振を起こしてしまいます。 

 

咽喉が乾いたら、冷たいものではなくて温かい飲み物を摂りましょう。 

 

養生訓にて 

 

夏季に冷たいものをとってはいけないことを力説したのは貝原益軒先生(1630~1714)。

 

「夏は発生の気、いよいよさかんにして汗もれ、人の肌膚大いに開くゆえ、外邪入りやすし。……夏は伏陰とて、陰気かくれて腹中にあるゆえ、食物の消化することおそし。……温かなるものを食いて、脾胃をあたたむべし。冷水をのむべからず。すべて生冷のものをいむ。」 

 

また、夏こそもっとも保養に注意しなければならない理由を述べ

「四時のうち、夏月もっとも保養すべし。カクラン(吐瀉の病)、中暑(暑気あたり)、傷食(食中毒)、泄瀉(下痢)、瘧痢(発熱性の下痢)の病おこりやすし。夏月この病おこれば元気へりて、大いに労す」と。 

 

そして、一年のうちで、いろいろの薬をのんで保養しなければならぬのはこの時ばかりであると、漢方薬を適宜用いて元気の発散するのを防ぐべきであると訓えたそうです。

 

梅雨から夏にかけて起こりやすい症状

 

よく「こまめに水分を摂りましょう」といいます。 

 

確かに水分不足の方には大切ですが、この呼びかけが人によってトラブルの元になることがあります。

 

湿気が多い中で、さらに水分を摂りすぎると、胃腸症状だけでなく、めまい、頭痛、むくみ、湿疹なども起きやすくなります。

 

「咽喉が乾いていなくても摂りましょう」といいますが

 

それも程度が大切です。

 

難しいですね……。

 

では水分を摂り過ぎたとき、どんな症状が生じるでしょう。 

 

例えば、おなかがチャポチャポいう、口の中に唾が上がる、下痢、めまい、むくみ、耳鳴り、後鼻漏が悪化した……。そのような時は水分の摂りすぎを疑ってみてください。 

 

漢方処方

 

咽喉が乾いて仕方なくて、水分を摂りすぎてしまった、その割にお小水の出が悪い……。身体の上の方に水がとどまっているような頭痛、めまい、吐き気などが起こった場合は「五苓散(ごれいさん)」をよく用います。 

 

また、冷たいものを摂りすぎて、下痢、手足の冷え、お小水が近い、口に唾がたまる、といった場合は「人参湯(にんじんとう)」の類が候補になります。   

 

 

 

 

全体的に夏バテで元気が出ない、胃腸もすっきりしないなどの時は、「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」や「清暑益気湯(せいしょえっきとう)」もこの時季よく用いられます。 

 

(お悩みの症状や体質により合う漢方薬はさまざまです) 

 

食養生とお薦め商品

 

夏バテを防ぐためには、タンパク質やビタミンをしっかり摂りたいところ。 

 

鰻のカバ焼きにサンショウ……。夏季における食味の王様ともいえるでしょう。サンショウは漢方では脾胃をあたためる生薬です。

 

とはいえ、鰻ばかりではありません。脂肪が気になる方は豆タンパク質を豆腐や豆乳で摂るのもよいですね。

 

私は朝、温めた豆乳を飲むのですが、その際にクマ笹エキスも服用します。 

 

食欲不振、口臭、体臭、口内炎に効能効果がある「ササヘルス」(第3類医薬品)は、水分過多で荒れた胃粘膜のために、少しずつ服用すると効果的です。 

 

 

 

 

夏は、酢も取り入れやすい季節です。酢は漢方では苦酒(くしゅ)といいます。肝を養うものとして色々と活用できます。 

 

食べ物が体内で酸化分解してエネルギーを出すためには酸が必要で、この分解作用がうまく行われないと身体に疲労の素がたまります。

酢を用いるとこの酸化分解がうまくいき、疲労を回復する働きがあります。

 

当店では柿酢の「柿の神髄」(食品)をお薦めしています。 

 

 

 

酢之宮醸造所の「柿の神髄」は、千葉県香取市で宮﨑さんご夫妻が熱い思いをもって、皆様の健康を思いながら製造されている生命力が詰まった柿酢です。 

 

食事にひとかけしたり、ドリンクに混ぜたり、納豆と和えたり、取り入れ方はいろいろ。是非、自然のエネルギーを感じてみてください。

 

 

クーラーで冷えたら

 

すでにクーラーのつけっぱなしで風邪をひいた、という声もききます。 

冷えた、と気づいたら、早めに温かいスープや味噌汁で身体を温めましょう。

 

また、「あ、風邪ひきそう」と思ったら早めに漢方薬を服用しましょう。

 

漢方薬としては、桂枝湯(医薬品)をはじめ、咽喉の痛みには石膏剤、長引く風邪には柴胡剤なども用います。

 

ここで一つ気を付けていただきたいのは、葛根湯や麻黄湯のような麻黄が含まれている処方です。麻黄は汗を発するので、汗をかきやすい夏場は避けた方が無難。汗は血の一部。血虚を増長してしまいます。 

 

また、クーラーで冷えて、お腹にガスがたまってしまう方もいらっしゃいます。身体の中が温まって膨張しているところで体表面を冷やしてしまった状態かも。そんなときにも漢方薬が役立ちます。

 

クーラーは、お身体に合わせてこまめに温度調整するようにしましょう。気づかぬうちに体が芯から冷えていた、なんてこともありますね。

 

そして一日の終わりに、しっかり湯船に浸かって一日の疲れをとりましょう。 

 

入浴剤にクマ笹バスエッセンスはいかがでしょうか。

 

 

 

クマ笹バスエッセンスは、清浄な水と大地に育まれた天然のクマ笹、イルカやジュゴンが泳ぐ世界自然遺産登録されている美しい海、オストラリアシャークベイの天然塩を使用し、愛媛県宇和島市の手作り石鹸工場にて無香料・無着色の自然なシンプル処方で作られています。

 

風呂釜もきれいで嬉しいと好評です。

 

頼りになる漢方製剤

 

いろいろ気を付けて過ごしていても、これだけ暑いと、少し外を歩いただけで頭がくらくらしてきます。

 

こんなときに頼りになるのは牛黄(ごおう)製剤。  

 

 

牛黄は、ここ数年価格が高騰してしまっていますが、暑さでしんどいとき、「霊黄参」(第3類医薬品)を2カプセル服用して少し休むと、いつの間にかツライ状態から回復できた、という経験をされた方も多いと思います。 

常備しておくと重宝する製剤です。

 

 

あなたに合う夏のお助け漢方・商品で

楽しく工夫しながら暑い夏を乗り切りましょう✨

 

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参考文献:漢方養生談 荒木正胤著 大法輪閣

 

 
女性のための漢方相
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【この記事の著者】若草漢方薬局 店主 吉田淳子 
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