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漢方コラム

夏の土用

漢方コラム

今年の夏の土用は7月19日~8月6日です。 

 

土用は立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間をいいます。

 

土公神という土の神が支配する期間のため、土に関することや土をいじることは避けた方がいいといわれています。

 

土公神は土の中にいらっしゃっるので、静かにゆっくりしていたいのに土をいじられると邪魔をされてしまうので、お怒りになり、祟りを起こすといわれているからです。

 

土用は季節の変わり目にあたるので、体調を崩しやすい時期になります。
特に夏の土用は夏から秋へ陽から陰へと大きく移り変わる時期なので、体調も大きく変化します。

 

夏の土用は丑の日にうなぎを食べることでも有名ですね。

 

今年は7月24日と8月5日になります。もともとは「う」のつく食べ物がよいとされていますので、うなぎが苦手な方は牛や梅、瓜、うどんなどを食べて暑さに備えていきましょう。 

 

土用の養生 

 

不摂生な生活が気になられている方は土用の時期は要注意です。まずは食事や生活を見直して体調を整えるきっかけにしていただきたいです。

 

夏の土用の時期にでやすい不調は、熱中症や夏バテがあげられます。
最近の夏は湿気と熱があわさり、年々暑さの勢いを増しています。

 

皆様からの夏の暑さへの不安の相談も多くなっていると感じます。
夏バテとは夏の高温多湿に対応できずに生じる身体の不調で自律神経のバランスが崩れている状態、

 

熱中症とは体温の上昇により体内の水分やミネラルのバランスが崩れ、脳への血流も不足することで体温調整機能が崩れたり、体調を正常に保つことができなくなりおこる症状をいいます。

 

夏と心の負担 

 

五行説という漢方独自の考え方においては、夏は心と関係があり、さらに熱、汗とも関係が深いとされています。

 

      

 

 

この五行説から熱中症を考えると、熱、湿の邪気が人の身体にあたることで、心や脾へ負担がかかり、心機能が消耗し、身体が異常事態をおこすと考えられます。
 

 

また汗が過剰になると体内の水分が不足します。血液中の水分も減るので血液が濃くなり血管がつまりやすくなります。

 

 

そのため全身へ気血を回そうと心臓に負担がかかります。エアコンなどの冷気で気血の巡りが悪くなるとさらに心臓はフル回転になるのでさらに負担がかかります。そのため、息苦しくなったり、少し動いただけで息切れがしたり、頭がクラクラしたりと急な温度変化に対応しにくくなってしまいます。

 

蟾酥製剤

 

バテ気味の心臓には心臓の働きを高めて暑さでバランスを崩した気血の巡りを整える「蟾酥(せんそ)」が使われてきました。

 

  蟾酥(センソ)

 

 蟾酥を高単位に配合した『律鼓心(りっこしん)』には、余分な熱を外へ出す助けになる「牛黄(ごおう)」、強壮作用のある「鹿茸(ろくじょう)」、「人参(にんじん)」などが配合されています。 

 

   牛黄(ゴオウ)

 

  人参(ニンジン)

 

屋外での予定が入っていて心配なとき、疲れが抜けず頭がぼーっとしているとき、満員電車や人混みでの立ちくらみや気つけ、更年期や自律神経の乱れからくる動悸などにおすすめです。

 

1包(1粒)ずつヒートシールしてあるので持ち歩くのにも大変便利です。

 

 

動物性生薬は植物性生薬と比べるとなじみがうすいですが、漢方薬などと同様に二千年以上も前から効果が認められてきた歴史があります。

 

古来からの知恵も生かして、この夏をのりきっていきましょう。 

 

 

女性のための漢方相
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【この記事の著者】若草漢方薬局 薬剤師 猪口智美
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